三代 陽介(みしろ・ようすけ)
所属
特定非営利活動法人社会理論・動態研究所・研究員
専門分野
社会病理学、地域社会学、福祉社会学、児童福祉研究
研究テーマ
(1)若者の進路選択や生き方に関する社会学的研究(2012年4月~現在に至る)
若者の高校中退という行為を、ひとつの「生き方」と位置づけ、背後にある生活課題等をも取り上げて、実証研究を行ってきた。中退者のインタビュー調査を通して、中退者のライフヒストリ―分析を行っている。
(2)社会的養護における処遇効果および退所後の生活課題の研究(2017年4月~現在に至る)
主に、入所者自身や家族の抱える課題、施設退所後の生活実態を明らかにし、帰還先の学校や地域社会での排除と包摂について研究を行っている。
(3)上記、(1)、(2)に付随した周縁の社会問題に関する研究(2020年4月~現在に至る)
研究の成果
三代陽介,2024,「高校中退後を生きる――若者たちの『生き方』から見た中退問題」『社会分析』51: 85-101.
三代陽介,2023,「若者の抱える困難と支援(5節~7節)」吉武由彩編『入門・福祉社会学――現代的課題との関わりで入門社会学シリーズ』学文社,146-154.
三代陽介,2022,「高校中途退学者による職業の選び方――キャリア形成における『不器用さ』をめぐって」『熊本大学社会文化研究』20: 75-94.